「ねぇ、明日のセミナー、一緒に参加してみない?」
「いや、そういうのあんまり興味ないから遠慮しとく」
「じゃあ、来週のライブは?絶対楽しいよ!!」
「そのバンドのこと分からないし、人混み苦手だからいいや」
「…そっか。分かった。ほかの人誘うね。」
友人は、目も合わせず、そう言い残して足早にぼくの元を去っていった。
それ以来、ぼくには一切お誘いが来なくなった。
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皆さん、ごきげんはいかがですか?
ちびくろです。
今回は、映画『イエスマン』を観て考えたことを書いていきたいと思います。
皆さんは、『イエスマン』を観たことはありますか?
観たことのない人のために、少しあらすじを。
何事にも「ノー」「嫌だ」「パス」と答える極めて後ろ向きの男、カール。「生き方を変えない限り、お前はひとりぼっちになる」と脅され、勇気を振り絞り、とあるセミナーに参加する。”意味のある人生を送るための、唯一のルール”は、すべてのことに、それがどんなことであっても「イエス」と言うだけ。カールは何事も否定せず「イエス」を連発する。(本サイトより引用)
ぼくは、このあらすじを読んだとき、
このカールって男の後ろ向きさ、自分にめちゃくちゃ似とるやんけ!!
と思いました。
おぉ、同志よ。君はイエスと言い続けることで、どのように変化していったんだい?
ぼくは、興味本位で再生ボタンを押しました。
コメディー要素たっぷりで、最初は楽しみながら適当に観ていました。
しかし、物語が進むにつれ、ぼくのまなざしは真剣なものに変わっていきました。
この映画は、本質を突きまくっている。
そう思ったからです。
ここで、皆さんに質問です。
「あなたは、体験したことのないことを偏見で決めつけていませんか?」
「”興味がない”という、便利な言葉で変化を拒んでいませんか?」
「機会があったにも関わらず、やらずに後悔したことはありませんか?」
おそらく、ほとんどの方は当てはまる項目があると思います。
ぼくもそうです。というか、その象徴のような人間でした。
変化を恐れ、友人からのお誘いも断り、マックではいつも同じメニューを頼む。
偏見で物事を決め、見たこともないくせにTikTokを非難する。
そんなしょーもない人間でした。
そういう行動をとってしまったがために、ぼくの「体験」は人と比べ、ものすごく限られたものになってしまいました。
これが意味することは何か。それは、
「可能性を圧倒的に狭めてしまった」ということです。
”百聞は一見に如かず”という言葉があらわすように、
体験をすることはものすごく重要です。
ぼくの考えとしては、
自身の体験が少ない人は、選択肢を減らしてしまうがゆえに、
「自分が絶対だ、正しいんだ」という考えを持ってしまう危険性があります。
マックでは、このメニューがおいしい。他のは(食べてないが)頼まない。
TikTok?なにそれ。そんなの(見たことはないが)おもしろくないでしょ。
排他的になってしまうと、このように頭のお固い老人のようになってしまいます。
そして、自分が言ってしまったことに縛られてしまい、さらに排他的になります。
この悪循環に巻き込まれてしまうと、あまり言い方はよくありませんが、
老害まっしぐらです。
もっと他に、楽しいことやワクワクすることが足元に落ちているはずなのに、
素通りしてしまいます。
そんな生活、皆さんはどう思いますか?
ぼくは嫌です。絶対に。
今まで散々に素通りしてしまった挙句、未来もそのような仕打ちをうけるなんて、なんとしても避けたい。
そのために、『イエスマン』から学びましょう。
主人公のカールは、どんなことがあっても「イエス」と言うことにしました。
そうやって自分に強制力を働かせることで、限りなく狭い門を、自分でこじ開けたのです。
その過程では、もちろん「何をしたか」も大事なのですが、
「どれほど行動したか」が一番重要だと思います。
さび付いていた足を懸命に動かし、倉庫の奥に眠っていた「行動力」をとりだし、身に着けるのです。
今まで断っていたお誘いにのっかって、動いて動いて動きまくるのです。
行動力を手に入れれば、あなたの門は大きく開かれていることでしょう。
門が開いていれば、たくさんの情報を手に入れることができ、人との出会いにも増えるでしょう。触れるものひとつひとつが目新しく、驚きや感動の連続です。
どうでしょうか?ワクワクしませんか?
未知の世界に踏み込むのは、誰だって怖いものです。しかし、その恐怖を克服したものだけが、新たな刺激、喜びを手に入れることができるのです。
さぁ、さっそく実践してみましょう。
人生を変える魔法の言葉「イエス」とともに、自分で未来を切り開いていきましょう。
と、ここできれいに終わりたいところですが。
実は、ここからが本番です。
「イエス」を駆使し、行動力を手に入れたあなたの目の前には、大きく門が広がっています。
今度は、その門を少しずつ閉じていきましょう。
「は?せっかく広げたのに何言ってんの馬鹿かお前は。」
という声が四方八方から飛んできそうです。
では、”門を閉じる”という言葉の真意をお話ししていきます。
映画の物語終盤、主人公のカールはどんなことも引き受け、苦労し始めていました。
そんな時に、セミナーの司教にこう言われます。
「”YES"はただのきっかけ作りだ」
今までなりふり構わず「YES」を連発していたカールにとっては、衝撃の一言でした。
つまり、「YES」は行動力を身に着けるための導入の役割を果たし、
ある程度身に着ければ、次はその行動を絞る段階に入るのです。
いろいろな経験をすることで、
「あ、これ自分にはあわないなぁ」「これはやらないほうがいい」
ということが少しずつわかるようになってきます。
例えば、無駄な飲み会や、楽しくもない遊びに付き合う等です。
「あれ?最初の行動していない時に戻ってない?」
いえ、戻っていません。
行動したからこそ、選択肢が増え、比較することができ、取捨選択ができるのです。
その際に、経験しているのとしていないのでは全く意味が違います。
経験して、取捨選択を繰り返すうちに、自分に本当に必要なもの、
やるべきことが見えてきます。
ぼくも、まだまだですが、それを少しずつ実感できるようになりました。
ぼくたちの時間は、限られています。
無駄だと思ったことは、積極的に削っていきましょう。
いろいろごちゃごちゃ書いたので、最後にまとめます。
1.とにかく行動! (自分の門を大きく広げる気持ちで)
2.場数を踏む! (興味がないことでも積極的に)
3.絞る! (比較検討して、無駄なものを省いていく)
これを1~3までどんどん回していきましょう!
この回転数が速ければ速いほど、生活の変化が大きくなると思います!
そして、今回紹介した『イエスマン』。
実は、アマゾンプライム会員だと、なんと
無料で観れますっっっ…!!!
やばないですか?
こんなに学びが多く、面白い映画が、無料って…
プライム会員ではない人も、これを機に入会して、映画を観てみてください!
別に、ぼくはアマゾンの回し者でもないですが、プライムはまじでおすすめです。
入らない意味がわかりません。
ぜひご検討ください。
それでは最後に。
ぼくは、『イエスマン』という映画に出会ったことで、少しずつ生活が変わり始めました。
それと同じように、今度はぼくが皆さんの変化のきっかけになりたいと思います。
この記事を通して、世の中にひとりでも「イエスマン/ウーマン」が増えることを願ってやみません。
大きな可能性を内に秘めているあなたが、行動力の権化と化せば
どれほど大きな変化が現れるのでしょうか。
その姿を想像するだけで、ぼくはすごくワクワクします。
門は、勝手に開きません。自分でこじあけるのです。
開かれた門の先には、あなたがまだ見ぬ世界が広がっています。
恐れず、前に進みましょう。
ここで、ぼくからのお願い。
「この記事を読んだだけでは終わらずに、さっそく行動してください」
答えはもちろん?
あなたの健闘を祈ります。